キーボードの右上に、約4インチのディスプレイ。
初めてAULA L99Jを見たとき、一番気になったのは間違いなくこの画面でした。
テンキーや電卓として使ったり、マウス操作をしたり、好きな画像やGIFを表示したり。
「キーボードにここまで必要なのか?」
と思ってしまうほど、ロマンを詰め込んだキーボードです。
ただ、実際に1ヶ月以上使ってみて、一番気に入ったのはディスプレイではありませんでした。
AULA L99Jで個人的に一番良かったのは、コトコトとした打鍵音と、しっかりした底打ち感です。
今回はBeigeカラーの「Caramel Latte Switch」モデルを約1ヶ月使って感じた、AULA L99Jの良かったところ・気になったところを詳しくレビューしていきます。

今回レビューする製品はこちら↓
AULA L99Jの結論


先に結論から。
AULA L99Jは、
- レトロなデザインが好き
- 普通のキーボードでは物足りない
- デスクにちょっとしたロマンが欲しい
- コトコト系の打鍵感が好き
- テンキーも使いたい
- ワイヤレスでも充電頻度を減らしたい
こんな人におすすめしたいメカニカルキーボードです。
3.98インチのタッチディスプレイはかなり目を引きますが、個人的にはキーボードそのものの打鍵感や筐体のしっかり感のほうが高評価。
一方で、ディスプレイのタッチ感度についてはもう少し改善してほしいところです。
「画面が付いているから面白いキーボード」ではなく、
画面というロマン要素を持ちながら、普通にキーボードとしても出来が良い。
これが1ヶ月以上使ったAULA L99Jに対する評価です。
AULA L99Jの特徴・スペック


AULA L99Jは、3.98インチのIPSタッチディスプレイを搭載したメカニカルキーボードです。
ディスプレイ解像度は320×480で、テンキーや電卓、マウス操作、キーボード設定、RGBライティング設定などに対応。画像やGIFを表示して、デスクのアクセントとして使うこともできます。
主な仕様は以下の通り。
| キー配列 | 英語配列 |
| キースイッチ | Caramel Latte Switch ※Beigeの場合 |
| ディスプレイ | 3.98インチ IPSタッチディスプレイ |
| 解像度 | 320×480 |
| 接続方法 | USB有線 / 2.4GHz / Bluetooth |
| バッテリー | 8,000mAh |
| 構造 | ガスケット構造 |
| 内部構造 | 6層静音構造 |
| プレート | PC(ポリカーボネート) |
| ホットスワップ | 対応 |
| RGB | 対応 |
| 対応OS | Windows / Mac |
有線・2.4GHz・Bluetoothの3モード接続に対応し、8,000mAhの大容量バッテリーを搭載。全キーのホットスワップにも対応しています。


今回使用しているのは、BeigeカラーのCaramel Latte Switchモデルです。
レトロ感のあるBeigeカラーがかなり良い


AULA L99Jは、最近増えているゲーミングキーボードとは少し違うデザインです。
今回使用したBeigeは、名前の通りベージュを基調にしたカラー。
最近のゲーミングデバイスにありがちな黒一色のデザインとは違い、少しレトロな雰囲気があります。
そこに3.98インチのカラーディスプレイが組み合わさることで、
レトロっぽいのに近未来的。
そんな独特な見た目に仕上がっています。
個人的には、このちょっとチグハグな組み合わせがかなり好み。
落ち着いたデスクにも合わせやすく、それでいて普通のキーボードとは明らかに違う存在感があります。
「仕事道具だからシンプルなら何でもいい」というより、デスク周りの見た目にもこだわりたい人との相性が良さそうです。
最大の特徴は3.98インチのタッチディスプレイ


AULA L99Jを語るうえで外せないのが、右上に搭載された3.98インチのIPSディスプレイです。
一般的なキーボードに付いている小型ディスプレイの場合、時刻やバッテリー残量などを確認する程度のものも少なくありません。
一方、L99Jのディスプレイはそれよりかなり多機能。
テンキーや電卓として使用したり、各種設定を変更したり、画像やGIFを表示したりできます。
物理テンキーを搭載していないキーボードですが、必要なときだけ画面をテンキーに変えられるのが面白いところです。
一番使っているのはテンキー
いろいろな機能がありますが、1ヶ月以上使って一番使用頻度が高かったのはテンキーでした。
普段から常にテンキーが必要というわけではないものの、数字をまとめて入力したいときには欲しくなる。
L99Jなら、普段はコンパクト寄りのキー配置で使いながら、必要なときだけディスプレイをテンキーにできます。
常時テンキーはいらない。でも、たまに欲しい。
そんな自分の使い方には合っていました。
物理キーを追加するのではなく、ディスプレイに必要な機能を持たせるという発想もL99Jらしい部分です。
ディスプレイはかなり見やすい


画面については、想像していたより見やすいです。
3.98インチというサイズもキーボードに載せるディスプレイとしては十分で、角度的に見づらいと感じることもありませんでした。
画質についても特に不満はありません。
解像度は320×480なのでスマートフォンのような精細さを期待するものではありませんが、キーボードのステータス確認やテンキー、画像表示などには十分です。
使ってみて一番気に入ったのは「打鍵感」


L99Jを使い始める前は、完全にディスプレイが主役のキーボードだと思っていました。
しかし、使い続けてみると印象が変わりました。
個人的にL99Jで一番気に入っているのは打鍵感です。
今回使用したBeigeモデルにはCaramel Latte Switchが採用されています。
打鍵音は、いわゆるコトコト系。
甲高いカチャカチャとした音ではなく、比較的落ち着いた音が鳴ります。
キーを最後まで押し込んだときのフィードバックもしっかりしていて、「押した」という感覚が気持ちいいです。
ロープロファイルよりストロークは深い


普段ロープロファイルキーボードを使っている人であれば、L99Jはかなりストロークが深く感じると思います。
自分もロープロファイルのキーボードを使うことがありますが、当然ながら打鍵感はかなり違います。
L99Jはしっかりキーを押し込んでいくタイプです。
だからといって重たいわけではなく、長時間連続でタイピングしても、個人的には指が疲れるほどではありませんでした。
「浅く軽く打つ」というより、
キーを押す行為そのものを楽しめるキーボード。
そんな印象です。
ガスケット構造としっかりした筐体も打鍵感に効いている
AULA L99Jはガスケット構造を採用し、内部には複数の吸音・クッション素材が使われています。
メーカーによると6層の静音構造に加え、PC素材のプレートも採用されています。
実際に使っていても、筐体の剛性不足は感じません。
強めにタイピングしても本体がフニャフニャするような感覚はなく、底打ちしたときもしっかり受け止めてくれます。
本体は軽量キーボードではありませんが、そもそも自分はL99Jを持ち運んで使う予定がないので、重さは特にデメリットだと感じていません。
むしろ、
この重さのおかげでデスク上で本体が安定し、打鍵感の良さにもつながっているのでは?
と思うくらい。
頻繁に持ち運ぶキーボードなら軽さは重要ですが、据え置き前提なら必ずしも軽いことが正義ではありません。
L99Jについては、しっかりした重量感も含めて魅力だと感じました。
Bluetooth接続で使っているが、特に不満なし


接続方法はUSB有線・2.4GHzワイヤレス・Bluetoothの3種類に対応しています。
自分は主にBluetoothで使用しています。
普段使いの範囲では接続について特に困ることはなく、ワイヤレスキーボードとして普通に使えています。
デスクからケーブルを減らしたい人にとって、Bluetoothで気軽に使えるのはやはり便利です。
もちろん、ゲームなどで遅延を極力抑えたい場合は2.4GHzや有線接続を選べるので、用途によって接続方法を変えられるのもL99Jの強みです。
8,000mAhバッテリーはかなり長持ち


ワイヤレスキーボードで地味に面倒なのが充電。
特にL99Jはディスプレイまで搭載しているので、使い始める前は「結構バッテリーを食うのでは?」と思っていました。
ところが、実際に使ってみるとかなり充電が持ちます。
L99Jには8,000mAhの大容量バッテリーが搭載されています。
さらに、使用していないと自動的に電源が切れるため、放置している間の消費電力もかなり抑えられている印象です。
結果として、1ヶ月以上使っていても「また充電しないと」と感じる機会がかなり少なめ。
ワイヤレス機器は充電頻度が高いだけで面倒になってしまいますが、L99Jについてはそのストレスをほとんど感じませんでした。
ディスプレイ付きキーボードという見た目から想像するより、バッテリー周りは扱いやすいです。
英語配列だが、JIS配列ユーザーでも工夫次第で使いやすい


L99Jは英語配列のキーボードです。
そのため、普段JIS配列を使っている人にとっては、この点が購入前のハードルになるかもしれません。
ただ、サードパーティ製のキーマッピングファイルなどを使用すれば、キー配置をJISに近い感覚へ寄せることもできます。
自分の環境では特に配列が原因で困ることはありませんでした。
もちろん物理的なキー形状までJIS配列になるわけではありませんが、
「英語配列だから絶対に無理」
と考える必要はないと思います。
一方で、設定などを一切したくない人や、完全なJIS配列を求める人は注意してください。
ホットスワップ対応でカスタマイズもできる
L99Jは全キーのホットスワップに対応しています。
標準のCaramel Latte Switchがかなり気に入っているので、今のところ交換する予定はありません。
ただ、メカニカルキーボードを長く使っていると、
「もう少し軽い軸にしたい」
「特定のキーだけ違うスイッチにしたい」
といった欲が出てくることがあります。
そんなときにスイッチ交換ができるのは嬉しいところです。
キーキャップも含め、自分好みのキーボードへ育てていける余地があります。
レトロな本体デザインなので、キーキャップを変えて遊ぶのも面白そうです。
AULA L99Jで気になったところ
1ヶ月以上使って、大きな不満はありません。
ただし、一つ明確に改善してほしいのがディスプレイのタッチ感度です。
ディスプレイのタッチ感度はやや鈍め
画面の見やすさや画質には不満がないだけに、操作したときの反応の鈍さが余計に目立ちます。
特にテンキーとして頻繁に使う場合、物理キーのような高速入力には向いていません。
あくまで、
「必要なときにテンキーとして使える」
くらいに考えておくのが良さそうです。
また、L99Jはコンパクトさや軽量さを最優先したキーボードではありません。
持ち歩き用として考えるなら別の選択肢があります。
ただし、据え置きで使う自分にとっては重さはむしろメリット。
筐体の安定感があり、タイピング中にキーボードがズレにくく、しっかりした打鍵感にもつながっています。
GIFや画像の設定にはWindows環境が必要
AULA L99Jは、3.98インチのディスプレイに好きなGIFや画像を表示できるのも魅力のひとつです。
ただし、ここは注意しておきたいポイントがあります。
ディスプレイにGIFなどを設定するには専用アプリが必要ですが、このアプリはWindowsにしか対応していません。
そのため、Macをメインで使っている場合、L99J自体はMacで使用できても、GIFや画像の変更にはWindows環境が必要になります。
自分のようにMacをメインPCとして使っている人にとっては、少し面倒に感じる部分です。
せっかくディスプレイを搭載していて、好きなGIFを表示できるというL99Jならではの機能があるだけに、Macから直接カスタマイズできないのは惜しいところ。
Macユーザーでディスプレイのカスタマイズを目当てに購入する場合は、あらかじめこの点を把握しておいたほうがいいでしょう。
AULA L99Jがおすすめな人
AULA L99Jを1ヶ月以上使ってみて、特におすすめしたいのはキーボードに実用性だけでなくロマンも求める人です。
普通に文字が打てればいい。
そう考えるなら、もっとシンプルで安いキーボードはいくらでもあります。
でも、
キーボードに画面が付いていたら面白い。
テンキーがディスプレイから出てきたら楽しい。
お気に入りの画像を表示したい
レトロなデザインのキーボードをデスクに置きたい。
そして、ちゃんと打鍵感にもこだわりたい。
そんな人にはL99Jが刺さると思います。
特にBeigeカラーはレトロ感が強く、最近のゲーミングキーボードとはかなり違った雰囲気。
実用品でありながら、デスクに置いて眺めたくなるキーボードです。
AULA L99Jレビューまとめ


AULA L99Jを初めて見たとき、一番興味を持ったのは3.98インチのディスプレイでした。
1ヶ月以上使った今も、テンキーとして使えるディスプレイは便利です。
ただ、L99Jを使い続けて一番気に入ったポイントを一つだけ挙げるなら、ディスプレイではなく打鍵感を選びます。
Caramel Latte Switchのコトコトした打鍵音。
底打ちしたときのしっかりしたフィードバック。
重量感のある筐体による安定性。
ストロークはロープロファイルより深いものの、長時間タイピングしていても疲れにくい。
こうした「キーボードとしての基本部分」が想像以上によくできています。
ディスプレイのタッチ感度についてはもう一歩ですが、それを差し引いても個人的な評価は高め。
画面付きというロマンから興味を持って、最終的には打鍵感が気に入った。
AULA L99Jは、そんなちょっと珍しいキーボードでした。
レトロなキーボードが好きな人や、普通とは少し違うデスク環境を作りたい人は、ぜひチェックしてみてください。



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