どうもこんにちは、みっちです。
突然ですが、皆さんはワイヤレスヘッドホンに対してどんなイメージを持っているでしょうか。
「音にこだわる人が使ってそう」、「音は良いけどその分価格も高い」、「持ち運ぶのが面倒くさそう」、このようなイメージを持っている方もおられると思います。
そんなイメージを払拭すべく、音響メーカーのQCYから発売された「QCY H3」。
シーン別に使い分けることができるノイズキャンセリングやハイレゾに対応しながらも、1万円以下という価格に抑えられているコスパの良いワイヤレスヘッドホンとなっています。
今回は、そんな「QCY H3」のレビュー記事になります。
コスパの良いワイヤレスヘッドホンをお探しの方はもちろん、サブのワイヤレスヘッドホンをお探しの方や、初めてワイヤレスヘッドホンを購入しようと考えている方の参考になれば幸いです。
・-43dBのノイズキャンセリングがスゴイ
・最大60時間使えるバッテリー持ち
・マイク内蔵で装着したまま通話ができる
・マルチポイント接続に対応
・アプリで細かいカスタマイズができる
・6,980円というコスパの良さ
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QCY H3 の特徴・スペック
「QCY H3」は、中国の音響メーカーであるQCYから発売されているノイズキャンセリングワイヤレスヘッドホン。
6,980円というワイヤレスイヤホンの中ではかなり安い価格でありながら、専用アプリに対応し、-43dBのノイズキャンセリング機能を搭載、さらにマルチポイント接続にも対応しているという優れもの。
またヘッドホン本体にマイクが内蔵されているため、装着したままハンズフリーで通話ができる点も魅力的です。
カラーラインナップは、ブラック・ロイヤルブルー・ホワイトの3種類。今回、僕はホワイトを提供していただきました。
ただし、ロイヤルブルーはQCY公式サイト限定のようで、AmazonなどのECサイトでは販売されていないため、ご注意ください。
「QCY H3」の詳細スペックについては、以下の表に記載しています。
製品名 | QCY H3 |
価格 | 6,980円 |
カラー | ブラック・ロイヤルブルー・ホワイト |
最大接続距離 | 10m |
対応OS | Android / iOS |
ノイズ低減レベル | -43dB |
外音取り込みモード | 対応 |
ハイレゾ再生 | 対応(有線時のみ) |
最大連続再生時間 | ノイズキャンセリング ON:約35時間 ノイズキャンセリング OFF:約60時間 |
Bluetooth プロファイル | A2DP / AVRCP / HFP |
バッテリー容量 | 500mAh |
充電時間 | 約2時間 |
充電ポート | USB Type-C |
6,980円とは思えない機能の充実ぶり…!
QCY H3 のメリット・デメリット
QCY H3 のメリット・デメリットは以下の通りです。
- もちもちのイヤーパッドが気持ち良い
- アプリで細かい音質調整が可能
- 有線接続でハイレゾ再生も可能
- 最大2台のマルチポイント接続が便利
- 6,980円というコスパの良さ
- 持ち運び用のケースがない
- 締め付けはそこそこ強め
QCY H3 詳細レビュー
ここからは、QCY H3 のレビューに移りたいと思います。
まずはいつも通り、パッケージと付属品について。
パッケージ・付属品
こちらはパッケージ。
開封すると、付属品と説明書が出てきます。
こちらは付属品のAUX端子と充電ケーブル。
充電ケーブルはType-A to Type-Cとなっています。
こちらは説明書。
しっかり日本語にも対応しています。
本体デザイン
こちらが本体デザイン。
カラーはホワイトですが、実際に見てみるとほんのりベージュっぽい色です。
ヘッドホンのデザイン自体はよくある感じですが、裏返してイヤーパッドを見ると装着方向が一目でわかるようにデザインされています。
個人的には、ヘッドホン外側に装着方向の向きがあるよりも分かりやすいので好感が持てますね。
こちらは、本体右側のインターフェース。
左から電源ボタン、音量調整ボタン、AUX、充電ポート、マイク穴、ノイズキャンセル選択ボタンとなっています。
本体左側は何もありません。
専用アプリ「QCY」の使い心地
QCY H3 には専用アプリである「QCY」が用意されており、アプリと接続することでイコライザー設定やゲームモード、ノイズキャンセリング・外音取り込み機能の制御を使用することができます。
こちらはホーム画面。
ここでは、ヘッドホンのバッテリー残量を確認することができます。
ホーム画面から左にスワイプすると、サウンド設定やノイキャンモードの選択ができる音声ステータス画面に切り替わります。
音声ステータスからさらに左にスワイプすると、ヘッドホン本体の設定項目が表示されます。
ヘッドホンのファームウェアアップデートやヘッドホンを探す機能、ゲームモードのON・OFFなどはここで設定することが可能です。
QCY H3 の音質評価
QCY H3 の音質は低音域と中音域が強め。
鳴りの順番でいうと低音域>中音域>高音域といった感じです。
特に低音域の解像度が高く、ドライバ径の小さいイヤホンでは聞き取りにくい低音域もしっかり表現してくれます。
個人的には、宇多田ヒカルの「Beautiful World – Da Capo Version」やPolyphiaの「The Worst」、(G)I-DLEの「I Want That」などといった、低音が前面に出ている曲と相性が良いと感じました。
ノイズキャンセリングの種類
QCY H3 にはアダプティブ・騒がしい・通勤・室内・風切り音カットといった5種類のノイズキャンセリングモードが搭載されています。
各ノイズキャンセリングモードの種類と詳細は以下の表の通りです。
アダプティブ | 周囲の環境音を自動で測定し、最適なノイズキャンセルをしてくれるモード |
騒がしい | 屋外や室内の比較的騒がしい場所で適したモード |
通勤 | 通勤時の電車やバスなど、非常に騒がしい場所に適したモード |
室内 | 図書館などと言った比較的静かな場所に適したモード |
風切り音カット | 風の音だけをカットしてくれるモード |
ちなみに、アダプティブと風切り音モード以外だと、各ノイズキャンセリングの効き具合はレベル1〜レベル3で選択することができるため、様々なシーンに最適なノイズキャンセルを設定することが可能となっています。
QCY H3 のノイズキャンセリング評価
各ノイズキャンセリングの評価は以下の表の通りです。
アダプティブ | 比較的弱め。室内モードと同程度。 |
騒がしい | 室内モードより上、通勤モードより下といった印象で、人によっては少し圧迫感を感じる程度。 |
通勤 | ノイキャンは強いが、ホワイトノイズが目立つ。圧迫感を感じる。 |
室内 | かなり弱め。カフェなどで集中したい時に良さそう。 |
ヘッドホン本体でもモード選択が可能
QCY H3 を装着していてノイズキャンセリングモードを変更したい時は、ヘッドホン本体の右側に配置されているANCボタンを押すことでモード選択が可能となっています。
ただしノイズキャンセリングの細かい調整ができるわけではなく、あくまでANC ON・ANC OFF・外音取り込みモードの3つから選択するというものなので、細かい調整をしたい場合はアプリで操作しましょう。
QCY H3 の外音取り込みモード評価
QCY H3 の外音取り込みモードはApple AirPods Pro や Sony WF-1000XM4といった、まるでパススルーしたかのような外音取り込みではありません。
また、マイクから環境音を拾ってヘッドホンで流しているため、ホワイトノイズは目立つ印象。
ただ、デメリットかと言われると全くそうではなく、むしろ6,980円でこのクオリティなら大したものだ、と感心してしまう程度に良いと思います。
ハイレゾ再生は有線でのみ対応なので注意
QCY H3 はハイレゾ再生に対応していますが、Bluetooth接続では適用されず、有線接続時でのみハイレゾ対応となっています。
せっかくのワイヤレスヘッドホンなのにワイヤレスではハイレゾ再生ができないのは残念ですが、価格を考慮すると仕方がないと思います。
もちもちのイヤーパッドが気持ち良い
QCY H3 のイヤーパッドは、正直ハイエンドヘッドホンと同じくらいモチモチしています。
そのおかげか、長時間使用していてもヘッドホンの締め付けで頭や耳周りが痛くなることもなく快適です。
【QCY H3 レビュー】コスパ最高のノイキャン搭載ワイヤレスヘッドホン! まとめ
今回は、QCYより発売されているANCワイヤレスヘッドホン「QCY H3」をレビューしました。
ハイレゾ再生は有線のみとなっていますが、アプリを使うことで細かい音質調整やノイズキャンセリングモードの選択ができ、またゲームモードも搭載となかなかコスパの良いワイヤレスヘッドホンに仕上がっていると思います。
正直、レビューする前は「1万円切るヘッドホンの音質なんてたかが知れているだろう。」と失礼なことを考えていましたが、6,980円という低価格でこのクオリティに仕上がっているとは思わず素直に感心しました。
初めてワイヤレスヘッドホンを購入しようとしている方にはもちろん、コスパの良いワイヤレスヘッドホンを探している方や、サブ用のヘッドホンを探している方にもオススメできる製品となっているため、本記事を読んで気になった方はぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
最後までご愛読いただきありがとうございました。
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